『声かけ』 ~介護日記~

慣れないショートで『騙された!』とお昼御飯も一切手をつけず不機嫌なMさん。
ショートの職員から『認知も入って被害妄想があるみたいなんです…』と相談があった。

普段は笑顔でデイサービスを利用されているMさん、一体何があったのか?
すぐにMさんのところに行って話を聞いてみた。
するとMさんは

いきなり上着のボタンをはずされて、首巻きもカバンも勝手に持って行かれたの!
寒いから持ってきてと言っても持ってきてくれない!!
』と少し興奮ぎみで話してくれた。

確認すると到着後、ショートの職員がMさんのコートとスカーフ・かばんを預かったが、
その際の声かけが耳の悪いMさんには聞こえておらず、誤解を招いた
ことがわかった。

また、Mさんはいつもおしゃれな方で首にスカーフを巻いていた。
ショートの職員はコートと一緒にスカーフをマフラーと勘違いし預かってしまった。
Mさんはスカーフを返して欲しかったが、それをうまく伝えることができず
『寒いからコートや首巻き持ってきてよ』と言っていたため、
職員は『室内なので必要ないですよ』と言って気付くことができなかったのです。

この事例を通し職員は沢山の気づきと学びを得ました。


★声かけとは、相手がしっかりと理解してこそ声かけである。
(声かけと声を発するのは違います)


★本人の言葉から望んでいる(求めて)いることを知る。
(受容と傾聴)

★環境が変わる不安を和らげる対応。

★デイサービスとショートステイの情報の共有。

等々皆さんもこの事例を通してもう一度自分たちのしている介護(ケア)を振り返ってみましょう!