盗食

盗食

介護記録で時折見かける『盗食』という言葉。これは人の食事を盗むという意味であり、認知症の方に対して使う言葉ではないはずです。
認知症の人が他人の食事に手を伸ばしてしまう時、それが自分のものだと勘違いして食べたのか他人のものとわかっていても我慢できずに手を伸ばしてしまったのかはわかりません。ただわかることは認知症の人は判断能力や理解力が低下するので、これが他人の食事で、他人の食事に手を伸ばすことがどういうことなのか、なぜいけないことなのか等を理解することが困難になっているのです。

私たちも自分のものと勘違いして他人のものを手にしてしまった時、それを盗んだと言われればどんな気持ちになるのでしょうか?介護記録を書く時『盗食』ではなく『他の食事に手を伸ばしてしまった』と書くことが認知症介護の正しいあり方ではないでしょうか。