本日の介護ブログ『オウム返し』

本日の介護ブログ『オウム返し』

重度の認知症のKさんは施設に来てもすぐに家に帰りたいと大声を出し、職員を叩きます。介護拒否も強く職員にとっては意思疎通も困難な利用者さんです。しかしそんな中でも言葉の中に隠れたキーワードがあり、そのキーワードをオウム返しのように職員が繰り返すことにより、少し状態が落ち着くことがあるようです。それは自分が言った言葉を相手がそのまま言うことで、情報の共有や自分の気持ちをわかってくれる人だと安心感が生まれるからです。

一つ一つの言葉のキーワードを繰り返すと、不思議とまた一つキーワードが聞こえて来ます。キーワードが増えるとその人の歴史や生き方、なぜ認知症になってしまったのかの背景も見えてきます。

ただ問題行動の多い利用者さんだと思えば何も見えて来ません。どんなに認知症だとしてもきちんと向き合いキーワードを逃さずキャッチすることがとても大切なことなんです。